高い化粧水や美容液を使っているのに、肌荒れや乾燥がなかなか治らない…。そんな時は、スキンケアの土台である「洗顔の水」に原因があるかもしれません。
私たちは毎日顔を洗いますが、その水が肌に負担をかけているとしたらどうでしょうか?美肌を作るための、水との正しい付き合い方をご紹介します。
水道水の塩素が肌バリアを傷つける?
水道水に含まれる「残留塩素」は、殺菌力が強く安全な水を届けるために不可欠なものですが、肌のタンパク質を酸化させ、角質層(肌のバリア機能)にダメージを与える可能性があります。
特に敏感肌や乾燥肌の方は、塩素の影響で肌がつっぱりやすくなったり、保水力が低下したりすることも。最近では、**「浄水シャワーヘッド」**や洗面台用の浄水器を使って、浴びる水をケアする人が増えています。
温度にも注意!「32℃」がベスト
水質と同じくらい大切なのが「水温」です。
- 熱いお湯: 必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥の原因に。
- 冷水: 毛穴が閉じて汚れが落ちにくく、赤ら顔の原因になることも。
肌に最も負担をかけない温度は**「ぬるま湯(約32℃〜34℃)」**と言われています。手で触れて「少しぬるいかな?」と感じる程度が適温です。
まずは今日から、洗顔時の温度調節と、可能であれば「塩素除去」を意識してみてください。高級なクリームを塗る前に、まずはベースとなる水を整えること。これが美肌への一番の近道です。